2012年11月23日金曜日

2012年6月17日日曜日

限界に近い1ケ月


久しぶりの日記。
ARTKYOTO2012での縁で急きょ作品を出品。また、7月・8月・9月とたて続きに作品展。
また、介護の仕事も9名を1週間で担当。(ここ2ケ月で担当だった方、2名逝去。とても重い仕事だ。)

断ればいいのに情というものには勝てない。30代から90代まで皆、様々だがハンデにもめげず
生きている。どうしても切れないのだ。

最近はオブジェ制作の依頼が増え、介護のあき時間に海へ行き漂流物を拾っては深夜制作に没頭中。
個展は新作でと決めている私は、かつての気に入らない作品は壊し新しく形をかえる。
アイデアは、介護の移動中に自転車をこぐとどんどん湧いてくる。
いちもくさんに帰って子供を寝かし(夕飯は毎日大好きなスイカ)1時までここ1ケ月頑張って来たが
ここ、数日でダウン。過労と栄養失調による貧血と低血圧。
 でも仕事は休まず。みんな待ってるんだもの。(かつての死んでた私が動かしてるんだろう)

そんなこんなで、力をつけることと家族の再生のため皆でらら・ぽーとの「ゲンカツ」に行って来た。
スイカしか食べていなかったので、少々吐き気をもよおしたが久々に娘のはしゃぐ姿を見て反省した。

只今、福岡の『ギャラリーぶんかとう』で展示中.
7月 銀座『ギャラリーゴトウ』で個展  8月軽井沢『 KIGIギャラリー』個展
9ー10月 六本木『Shonandai MY Gallery』2人展 

また、DM 出来次第お知らせします。


心が暖かくなったのと、申し訳なかったのと複雑だった。



2012年5月14日月曜日

お子様カレー


「お母さんありがとう」
真っ黒によごれた手に紫のカーネーションを娘から渡された。
夕食は夫の手ほどきでバーモントカレー(甘口)を作ってくれた。
じゃがいもとにんじんは自分でむいたと初めての料理制作に満足げだ。
上げ膳据え膳にホームドラマのような家族団らん。まさか自分にこんな日がくるとは・・・

妊婦だつた頃の私は酷暑と胎動の恐怖、10年以上飲んでいる抗うつ剤と眠剤を止められ
「薬、薬・・・」とつぶやきながら錯乱状態のなか24時間制作を続け100号を5枚は軽く仕上げた。
(けして人様に見せられるものではありませんが)
よく何事もなく生まれて来たものだと感心している。
精神的な苦痛から解放され出産の苦痛はむしろ快感さえ覚えた事を思い出す。

しかし問題は産後だった。
体調の変化か環境の問題か、今まで飲んでいた薬が効かない。あらゆる薬をためし
その副作用に悩まされ、酷い嘔吐と頭痛・ろれつが回らなくまっすぐ歩けない。
また、我が子をベランダから落としたくなる衝動とその遺体をビニール袋に処理している
幻覚に悩まされ、壁に額を何時間も打ち続け流血しその痛みで我に返るといった日が続いた。

そんな中、思いついたのが深夜のマラソン。
皆が眠りについた後、3〜4時間走り続けへとへとで布団に入る日を繰り返し
8か月後、22キロの減量と不眠を克服した。その後睡眠がとれるようになった為か精神面も回復した。

あれから4年。何度となく幼い娘に首をくくったり、流血したり、暴力など見せてしまったが
じつに素直に成長してくれた。逆に「ママお薬飲んだ?」などと気を使う事にも心が痛む。
何はともあれ、これからも 皆に助けられながら愚直に生きるしかないと思った母の日だった。

2012年5月6日日曜日

介護日記VOL.3

   
           義母は63歳で脳内出血で倒れてから17年間ベッドでの生活。最近は肺癌とも闘病中



       特養での昼食、大腸癌もやった母にはきざみ食。だいたい全種類1口ずつ食べて終わりの様子



かつては、寝たきりの義母を86歳の義父が面倒をみていて、いわゆる老老介護。
そのうち父が認知症になり、あっというまに進み
夜行性になり昼夜の感覚のなくなった父の行動に仕事もままならぬほど家族が振り回されました。

シヨートステイにいれると、施設のヘルパーをなぐり窓ガラスをはじから割ってしまい、今後のステイを断られてしまい
本人の話によると「家にかえりたかつた」とのこと。
結局、自宅でめちゃくちゃな日々のもとどんどん凶暴になり、机の上に包丁を置きだし
ヘルパーさんの顔も忘れはじめ「最近しらない女が出入りしているから何かあったら使う」と。

最終的には、誤嚥性肺炎の連続で強制入院。はじめはベッドに縛られていたようだ。
8か月点滴で生き延び、亡くなるまぎわには穏やかな顔になり「腹へったなー」などといっていたようだ。

1昨年の夏、亡くなったが家族は本音のところ「終わったね」という言葉が出た。
本人の意思で千葉大の検体にだした。
亡くなってまもなく博全社が引き取りに来て、夫と私の2人で見送った。

2012年5月5日土曜日

伊豆アートフェスティバルに行って来ました。


私の大好きな陶芸家の須藤永子さんのお宅を解放し作品展示。
洒落たディスプレイと居心地のいい空間にすっかり長居させて頂きました。
(下は庭での展示)



家族の休みが合う事がめったにないことだったのでGWに伊豆高原に行くという強行手段に出た。

朝6時に千葉を出て目的地に着いたのが14時。3か所ほど展示を見て、現地の不動産の方のおすすめの
お店でお腹いっぱい食事をし、再度須藤さんのお宅に行き温泉まで入れて頂き娘はすっかり自宅感覚
でゴロゴロし、長々と世間話をしてしまい失礼して来てしまったなと反省しきりの1日だった。

しかしGWを自分なりに満喫したのは中学生のとき以来かも。
現在、認知症になった父もキンジスになった弟も、もちろん私も恐いものなしだったな。
みんなパワフルだったな。
でもあのころに戻りたいとは思わない。
現実を受け止め、自分自身生まれ変わっていかなくてはならない。




2012年5月3日木曜日

ARTKYOTO2012に参加して

ホテルモントレ京都の402号室をそのまま利用


ホテルの窓辺から六角堂が見えました。


さすが京都。レセプションに舞子さんが来ていました。



会話する事になれてない為、やたらかんでしまって 説明するのに四苦八苦しましたが、良い体験をしてきました。

20年ぶりの京都は素敵でした。
年齢に関係なく普段着のように着物を来ている方が多いし
個人で開いているお店も個性にあふれ、ディスプレイが魅力的で
東京にはない空気が流れていました。

晩にはオーナーの友人のТさんの紹介で「かもめ」という割烹に
連れていって頂き、
食材から器まで凝った料理に感銘を受けました。

初参加の為、画廊に迷惑をかけるのではと不安でしたがそこそこに作品も出て(画廊さんには不満かも)勝手に満足しています。

最後にかたづけ後、残った物同士で反省会をしていたら新幹線に乗り遅れ、長距離バスで帰って翌朝7時に東京に付き
8時から介護の仕事。パニックの中、携帯電話を無くし最後の最後でコケました。

2日後に携帯は手もとに帰って来ました。






2012年4月25日水曜日

ARTKYOTO2012行ってきます。

私の立体は、送ると必ず壊れるので手持ちでどこへでも持っていきます。
1日早く出発です。久々の京都ワクワクです。いや、ドキドキかな。

一昨日、39度の熱が出て医者に安静にしていろと言われ、出来る限り
寝ていたが今日になっても喉の痛みと、37度台から下がらず再度医者に
行った所、京都に行くのは無理。と軽く受け流されてしまった。
どうしても行かなくてはならないからと言ったら、指示に従えない方には
薬は出さないとどうにでも聞き入れてくれない。

結局、なんの診療の受けず最後はお互いにキレてさようならで650円とられたが、
今の世の中、働く人間は風邪ごときで休めないのが当然だと思っていたが
未だにそういう考えの医者もいるんだなと逆に驚いてしまった。
でもイラッとしてしまいおさまらず、夫や親にぶちまけてスッキリした。

その後、子供もお世話になっている近所のおじいちゃん先生の所に行って
ことなくすんだ。今、やっと薬が効いて来た所だ。

ARTKYOTOではゴージャスなパーティがあり翌日には 、お客様やオーナーのお誘いで
高級割烹に誘って頂いた。めったにないことなのでお言葉に甘えることにしたが
すべて逃げて来た私に取っては大きな冒険にチャレンジすることで、
対面恐怖症、過呼吸もある私は大量に薬のお世話にならざるを得ないことも分かっている。
たぶん、その日の夜は興奮で不眠に陥るだろう。
でも今回は逃げたくない。
たとえボロボロになったとしても得るものが大きいような気がする。
きっと今後の糧となる日が来る。

2012年4月21日土曜日

高橋佑理さんのブログをリンクしました。

高橋佑理さんは東光会で活躍している作家さんです。
私の母と同じ年代の方ですが、考え方に柔軟性があり前向きな方です。

かつて私が『ひとりメセナ活動』をしていた際、(それが原因で精神的自滅をしたが)
お世話になりました。

増田泰子(絵画・オブジェ)のHPにリンクをつけました。

2012年4月17日火曜日

ひさびさの徹夜

14日に大いに軽井沢でおいしい思いをしたのがたたったのか15日は徹夜となった。

ARTKYOTO2012に出品する平面作品を眺めていたら『こんなんじゃだめだ』モードに入り
仕上がった作品を何点かつぶし、改めて作り直していたらしらじらとして来た。
頭は馬鹿にテンションがあがっていたが、体力は落ち身体のあちこちがいたくなってきたので
AKB48のCDをかけ半分冷静さを失いながらいじり続けた。
そのうち夫が会社に行き、子供を保育園に送り、画廊に作品を送るタイムリミットは 正午だ。
また、午後一番からは介護の仕事も入っている。

なんとか納得のいくものになり(会場で見たらヤバいかも)梱包が終わり 発送したのが11時57分。
仕事もやっとのことで終え、その日は眠剤なしでよく眠れた。

本日、ラッキーな事に朝一の介護の仕事がなかった。
以前から子供にママの部屋に入ると足のうらにトゲがささると指摘をされていたので
掃除をしようと 絵の具をかたづけ始めたが、ものすごい頭痛に襲われロキソニンを飲んでも
いっこうに良くならない。
こういう時は寝るしかないと、知り合いから聞いたばかりだったのでデパスとドラールを
2錠ずつ飲んで4時間ぐらいは意識を失っていたようだが、心身ともに回復し仕事に行く事が出来た。

以前は強烈な不眠症のため、徹夜は あたりまえの日々で数年に渡り不眠の恐怖と戦って来た。
子供との生活が優先となった今いつしか規則正しい生活となり、かつての自分が消えて行く。

心底いとおしいものが出現し、すべてにおいて自身が浄化されていく。
毎日が夢のようだ。

2012年4月14日土曜日

信州小諸に行って来ました。



只今、信州小諸にて「春の匠展」に出品しています。
本日、早起きして出かけて来ました。
木工・ガラス・他、地元で活躍中の作家さん達との展示です。
会場は、太い梁で組まれており漆喰の壁がよい空間をかもし出していました。

夕方は軽井沢のギャラリーのHさんに隠れ家のようなイタリアンの店で
美味しい料理をごちそうになり、夢のような一日が終わりました。

「春の匠展」17日まで ギャラリー紙蔵歩 小諸市本町3-2-23

2012年4月10日火曜日

介護日記 VOL.2



実父、認知症の診断下る。

人ごとではなくなってしまった。父は天然ボケはあったものの
近頃物をなくす。やたら押入れの中に何でもつっこむ。急に怒りだす。
弟が心配し、物忘れ外来に連れていった所「一人にさせないでくれ」との事。

今後、父はどんなタイプの人間に変貌していくのか。
現在、お世話しているお客様は、かわいい派・悟り派・凶暴派。
皆さん、子供のように自分に素直で大人社会で転落した私にとって癒しさえ感じる。

でもちょっと苦手なのは凶暴派。まくしたてる。暴れる。拒む。
昨日のバトルで本日筋肉痛。
未熟者の私は自尊心を傷つけられる為、そのお客様に会う時は安定剤を倍飲みして伺う。
しかし、待っていてくれる方々がいるということは仕事冥利につきる。

部屋に彩りがほしいと思い買ってきたのが「ボケ」の花と気づいたのは
夫が帰って来てからだった。

版画:野田哲也 「花籠」

2012年4月7日土曜日

佐野ぬいさんの作品ゲット



以前から欲しかった佐野ぬいさんの作品をついに手に入れました。
「流風の譜」530×455mm 水彩・2011年作です。

毎日がんばって働いたお金で大好きな作品を壁にかけるのは格別です。
チビチビ、マッコリを飲みながらボーッと眺めたりして夜を楽しんでいます。

2012年4月4日水曜日

介護日記VOL.1





前に述べたように私は訪問介護の仕事をしています。時間的には制作半分、介護半分です。
給料はとても良いのですが、それだけにハードです。
一番てこずるのは、認知症のお客様です。皆さん納得がいかないと動かないので
分かりやすく「~するから~しましょう。」などと笑顔ではっきり誘導していきます。(私は)

先日、声が出なくなりカラオケで歌いまくったからだと思っていたのですが
医者に行ったら声帯がボロボロになっていました。
毎日、馬鹿でかい声でお客様のお世話をしていたのが原因だったようです。
医者のアドバイスとして喉からではなく腹から声を出す練習をしろとオペラ歌手のような
宿題を出されてしまいました。

私以上に心身に問題をかかえているのがご家族の方です。
認知症は人それぞれ症状が違い老老介護の多さが目立つ中、介護側に肉体はもちろん
精神面の負担が大きく、共倒れになりかねません。
また、危なげにもお一人で生活している方も多くいらっしゃいます。
そこをくい止めるのがヘルパーの役目だと思いながら全力を尽くすのみです。

私感的でしたがヘルパー歴の浅いものとして毎日、体で覚えていくしかないと思っています。
また、仕事と制作の切り替えがスパッと出来、大変やりがいのあるものだと感じています。
これからも、折々ヘルパー日記をつけていこうと思っています。

2012年3月29日木曜日

京都フェア用オブジェ出来上がりました。


       小品高さ50mmから大きいのは高さ300mm位のが25点出来ました。
       明日、箱に詰めようと思っています。
       関西でのまとまった展示は、初めてなので反応が楽しみ半分・不安半分です。

2012年3月26日月曜日

はじめての日記

はじめまして。アナログ人間の私がついにHPを立ち上げました。
ぜひ、コメントをお待ちしています。

今日は、8時30分から自転車で10分のお宅に訪問介護。30分仕事して帰宅。
すぐ洗濯機を回し、4月27日からのARTKYOTO2012の制作に取り掛かる。
平面の小品4点を同時進行中。

12時-13時、90代の女性の訪問介護。彼女は松下幸之助と幼なじみだという。
「こうちゃん」「姉やん」の仲だったらしい。毎回、話がヘビーローテーションだが楽しい。
昼食後、先程の4点の小品を再開。

16時15分-17時15分、朝のお宅に再び訪問。
その足で子供を保育園に迎え。
帰宅。その後、食事。(私は中華しか料理が出来ない。が、文句をいわず食してくれる)

躁鬱病の私は食後、セロクエル・デパケン・リボトリールを飲む。
俄然やるき満々でこれから12時まで制作に没頭する。幸福な時間が来る。

2012年3月23日金曜日

2012年4月27日(金)~4月29日(日)
サブ会場のホテルモントレ京都
ギャラリーゴトウブースで展示します。