今回の心の花美術館では、「抽象画の今-in nagano-」と題して長野県の抽象表現を探求している作家5名による展覧会を企画しました。
どこでもやっている「◯◯会」みたいな温い展覧会ではなく、あえて面識のない作家を選び作品でバトル出来れば…
展示は思っていた以上に熱くなり、美術館主の立場と描く側の立場が混乱し線引き出来ず、自分自身の心の中が一番のバトルとなってしまい昔の事を思い出しました。
30代に入ったばかりの頃だろうか。企画者に暴言をはいた為に長い間ほされました。
ギャラリー回りをしても嘲笑されているのが分かり、恐ろしくて引きこもった時期がありました。20代から積み上げて来たものはすべて崩れてしまったようなものでした。
誰しもが自分の作品がかわいい。
答えは出ていますが、今の中途半端な私の立場からはまだ言ってのける必要性もないだろうと考えます。
日々感じていること。展覧会が育つということです。
お客さんは見方は自由で(作家不在なせいもあり)中には辛辣に語ってくれます。これが楽しい!!
大勢の目に触れることで様々な思いが増殖していくような空気を感じます。
12月27日まで。そのころはまた違った見方が出来るかもしれません。
青木允 青木洋子 飯島基 久保拓夫 村中歩 による5人展 是非お出かけ下さい。