2016年11月28日月曜日

アーティストトーク&コンサートが開催されました。

11/26(土)「具象表現のゆくえ-in Nagano-」においての出品作家4名のアーティストトークと藤井彩也香X'masコンサートが開催されました。
20代〜90代の幅広い年齢層の約30名のお客様で小さな美術館の中は、いつになくいっぱいになり質問も多く飛び交いました。
作家の皆さんの作品にかける熱いおもいと藤井彩也香さんの美しい歌声で様々な
「心の花」が開きました。
今回は混沌としたテクスチャーにながされ多様化したアート、又は理論が先立つ頭脳派の難解なゲイジュツ家達が増え手仕事をおこなう作家が少なくなってきた今、そしてこれからを考えていくなか、地道に筆を持ちナイフを持ち真摯に制作を続けている作家たちの姿勢は、美術愛好家の垣根をこえて何らかの感銘を受けたような気がしました。

 山岸恵子

 間島博徳

 上原一馬

 寺島 徹


藤井彩也香コンサート

2016年11月19日土曜日

「具象表現のゆくえ」展スタートしました。

具象表現にこだわる長野県在住の作家5名による展示です。
絵画・彫刻・インスタレーションと幅広い表現を当館の狭い空間をいかに見せるか
試行錯誤しながらの展示が終わりました。
楽しめる会場となったかと思います。是非ご覧下さい。
作家:青木勇治・上原一馬・寺島徹・間島博徳・山岸恵子

 1階は、5名の作品のコラボレーションです。

 1階階段下の隠れ家のようなスペースは寺島徹のインスタレーションです。
猫好きにはたまらないコーナーとなりました。

 中2階は間島博徳のテラコッタとデッサンです。静かな空気を感じられるスペースとなりました。

上階は当館のコレクションの展示です。クリスマスをイメージした少し宗教的な作品を集めました。こちらで11/26(土)2時からクリスマスコンサートを行います。是非お出かけ下さい。

2016年10月13日木曜日

岡野里香展 後期スタート

岡野里香(後期)がスタートしました。
上階はインスタレーションです。前期の[Moonlit Night]良夜にひきつづき「つきよのきのこ」も登場。(画像)月夜の晩に土の中から顔を出すきのこの様子を表現したという。
その背景には3.11以来、軽井沢のきのこは食用を許可されていないそうだ。

「つきよのきのこ」


         「十字架」をイメージした作品などいたるところに岡野作品を展示



 文庫本サイズのプレート「頁」(ページ)は好きなプレートで菓子を食べる事が出来る チーズケーキで¥400

日常の器の数々(即売します)

2016年9月26日月曜日

「岡野里香展」開催中です。

岡野里香さんは軽井沢在住の陶芸家です。
ただいま爆走中。やりたいことはとことんやる、数少ない作家さんです。ぬるい作品展を行いがちな長野県の作家たちとは違う、極めて稀な天然記念物タイプです。
今回、2階にて本格派インスタレーション を展示していただいてます。
暗い中に映像が流れ、地層のような陶板の山と破壊的な音が流れる空間。
 上田のお客様にとって初めて目にふれる感覚は、まるで「おばけ屋敷」を見た様な顔をされ「暗いんですが…」と降りて来る状況で、付き添って説明しています。
とにかく、新鮮味をお求めの方は是非お出かけ下さい。

 岡野里香展 [Moonlit  Night/良夜]  2階にて開催中

 岡野里香のカップで珈琲or紅茶のサービスがございます。

後期:10/13(木)ー11/3(木)は 日常の器を展示即売いたします。




 1階では「Peaceful  birds 」展、12名の作家+当館コレクション(展示販売してます)

2016年7月23日土曜日

上野憲男展、開催中

那須高原のアトリエまで作品を選ばせて頂きに伺いました。
鳥のさえずりが聞こえ、木漏れ日の入る静かな雑木林の中のアトリエには所狭しと作品が置いてあり好きな作品を展示させて頂きました。
100号を中心とした大作スペースと小品を展示販売できるコーナーに分けております。
「抽象が分からない…」というかたもきっと色彩の美しさ、フォルムのおもしろさに
惹かれることと思います。是非、お出かけ下さい。


手前の小部屋には小品コーナー、奥には大作の展示です


日記の様に描いたという「UENO BOXシリーズ」ファブリアーノに水彩

2016年5月27日金曜日

「猫のいる風景展」に出品しています。

最近は「猫ブーム」というがここ数年、愛玩動物ばかり描いて生活の糧としてきたような気がする。かつてはコンクールなどに、現代社会に対する不満や焦燥感をぶつけた様な真っ赤な作品ばかり発表してきたが、ずいぶんと変わってしまった。
確かに、たわいもない「わたくしごと」であるが、それでは売れない。
会社員として固定給を得ていたのでそのような作品を存分に描けたのは事実ですが
いまや、自営業となり売っていかないとならない。

昔から応援してくれた方のなかには「売り絵になってしまったね」とサヨナラしてしまった方も少なくないが、いたしかたないと思い日々制作している。
今回は猫そのものという展覧会ですが、自分としては楽しく仕上げた作品です。
是非、観にいらして下さい。
6/4日(土)16時半まで(日曜休) 2・3・4日は在廊します。 







2016年5月21日土曜日

ノモトヒロシ展始まりました。

ノモトヒロシ展のタイトル「テングイーヌ・ネオ」とは造語とのことですが、テング=犬と
たとえる国もあるらしいです。また作品の尖った鼻は人との境界を表す反面、一見クマの耳のようなフォルムにはノモトさんが以前飼っていた柴犬に対する並々ならぬ愛情と今迄出合った人々に対する敬意が感じとれます。
30点の作品には詩的なタイトルがつけられ、冷たい感触の金属のマスクですが身につけてみると人との境界線がなくなり、不思議と「気恥ずかしさ」がなくなり大人も気持ちがハイになるような感覚になります。
是非、この不思議体験をしに遊びにいらして下さい。

また、ピアスやペンダント、ブローチなどもノモトさんならではでの金属を熱処理した
色彩と独自なフォルムは、ずっと眺めていても飽きない美しさです。



         
        ジュエリーは入館無料コーナーにて展示しています。



         
          コレクション展は1階と中2階で展示中です。




2016年4月30日土曜日

齊藤智史展 開催中です。

齊藤智史さんの入魂の作品展です。齊藤さんは佐久地方に伝わる風習などをテーマに制作しています。実家が植木屋ということもあり、樹木に対する愛情や執着はひといちばいあるのではないでしょうか。
当館は、コンクリート柄のCFがよく色々な方から褒められますが今回の齊藤さんの楠に灰を塗り込んだという作品たちはそのコンクリート柄に美しくとけ込み、静かに主張しています。
今回の個展のテーマ「コクウ」という響きを共感しに是非、おいで下さい。




2016年4月3日日曜日

貴重な作品

私が初めてアルバイトのお給料で購入した大きな買物は神田の古本屋で購入した
香月泰男の一連の作品が網羅できる内容の豪華な装釘の限定本でした。
18才の自分には9万円という金額は大きかったのですが、「シベリアシリーズ」の実物を思春期にみて、戦争の絵ながらも自分の好きな土のにおいのするマチエルと簡略化した構図や色彩が忘れられず、偶然古本屋でみつけた時は値段がいくらでもほしかったので言われるままに支払ってしまいました。
今でも私のタカラのひとつでたまに開いては、幸せな気分にさせてもらってます。

今回の展示、知人から貴重な香月作品2点お借りすることが出来ました。
「海芋」と「萗花草」ともに1958年作の50年以上前とは思えない斬新な作品です。
ぜひ、見にいらして下さい。

            「萗花草」いぐさ
             「海 芋」かいう(カラー)


中2階・3階は植物をテーマとしたコレクション展です。

2016年4月2日土曜日

作品のご紹介

今展示の3名の作家の作品を展示・即売しております。
コーヒーを飲みながらお気軽に作品を鑑賞下さい。お待ちいたしております。

作品の一部をご紹介いたします。

          原田正有「夜桜」F6変(額付)油彩 ¥50,000 売約済

         原田正有「シリーズ葉」F6(額なし)油彩 各¥30,000


           坪内真弓「酒器」¥5,200 「ぐい吞み」各¥2,800 売約済


 
          中村眞美子「小さな冬3」「小さな冬7」ドライポイント ed.9
                各 シート¥12,000 額付きorパネル¥18,000
 
              中村眞美子「小さな秋2」ドライポイント ed.9
               各 シート¥15,000 額付きorパネル¥21,000 売約

2016年3月5日土曜日

千葉県大網白里にて展示中です。

gallery ten 第95回    “COMFORT”     
  小高善和(靴)・増田泰子(絵)・TIGRE BROCANTE(服)   三人展
2016年3月1日(火)~21日(月) 12:00 ~ 17:00 (営業・休業の日は営業カレンダーでご確認ください)
作家在廊日 : 小高善和→土曜以外全日、増田泰子→11日(金)・12日(土)、菊地剛史(TIGRE BROCANTE)→6日(日)

gallery tenのオーナーさんは、面識がなかったにもかかわらず私の画集を見て下さったとの事で、遠方より上田市の私の美術館までいらっしゃり作品を見て下さりました。その行動力とARTにかける想いに動かされました。自身の美術館経営にいろいろと疑問を抱く事が多く、おっくうになっていたのですが私も前に進もう。と、いろいろ計画を立て始めるパワーを頂きました。
gallery tenは、階段を上がると異空間が広がり、こだわりのあるインテリアとディスプレイでゆったりと楽しめます。東京から約1時間ちょっとです。お時間がありましたらいらして下さい。

2016年1月30日土曜日

大阪梅田のディスプレイは最高でした。

大雪の中、長距離バスで1泊、車中1泊と大急ぎで京都、大阪の画廊を見て来ました。
軽井沢のバス事故の後でしかも全国的に雪マーク。怖いというより以前から予定していた計画だったので行きたい気持ちが先でした。
長野県に来て約2年。とある商いをして30数年という大先輩によると「ここは芸術は不毛地帯」だという。
20代からずっと自身で稼いだお金でやっと美術館を建て運営してきたが、おせっかいな自分の性格により色々なことを見失って来たのではないかとふと感じたことがありました。
アート三昧の生活で日中は館主気取りで批評を繰り返し、連日深夜は売るための生活の糧としての作品を作る。個展を繰り返す。視野が狭くなっているのが自分でも分かっていました。

そんなことから関西へ自分の作品を持って乗り込んだ次第です。商売の街、大阪はデパートだらけ。
梅田のデパートのディスプレイには圧倒されました。作家の作品をこのように楽しめるとは。たくさんの人が立ち止まりスマホをかざしている。人気作家を使っていましたが、埋もれている作家をどんどん使うべきだと思いました。地方でも出来そうなものなのだが。
でもこのような企画は上に立つひとにより簡単になくなってしまうもの…続けてほしい。
自分の作品はファイルをお渡しし連絡まちですが「売り込み」も喜びと敗北と様々あり、それも楽しめました。





2016年1月11日月曜日

新春企画スタートです!!

新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。

大河ドラマ「真田丸」というのは「舟」にたとえているのですね。初めて知りました。
自分自身も人生を「舟」にたとえた作品をしばらく作って来たので「ふう〜ん」と感じています。

オープンしてもうすぐ丸2年。当初は茶番劇の連続でしたが、最近は少しは舵をにぎれるように
なってきたかな? いや、握らせません。自分の舟ですから。

芸術は政治力だけでは育ちません。虚の文化から本物を探し出して行く事に力を注ぎます。



新春企画「新春をしつらう」川淵直樹・伊藤千穂 作陶展 1階にて開催中

         「川淵直樹」 昔ながらの「野焼」を探求。料亭でも使われている逸品たち


        「伊藤千穂」 女性の織部作家は数少ないという。洒落たデザインで惹き付けます。


平澤重信 個展 中2階・3階にて開催中
1/22 14時〜作家来館予定です。 画集販売中!