軽井沢のバス事故の後でしかも全国的に雪マーク。怖いというより以前から予定していた計画だったので行きたい気持ちが先でした。
長野県に来て約2年。とある商いをして30数年という大先輩によると「ここは芸術は不毛地帯」だという。
20代からずっと自身で稼いだお金でやっと美術館を建て運営してきたが、おせっかいな自分の性格により色々なことを見失って来たのではないかとふと感じたことがありました。
アート三昧の生活で日中は館主気取りで批評を繰り返し、連日深夜は売るための生活の糧としての作品を作る。個展を繰り返す。視野が狭くなっているのが自分でも分かっていました。
そんなことから関西へ自分の作品を持って乗り込んだ次第です。商売の街、大阪はデパートだらけ。
梅田のデパートのディスプレイには圧倒されました。作家の作品をこのように楽しめるとは。たくさんの人が立ち止まりスマホをかざしている。人気作家を使っていましたが、埋もれている作家をどんどん使うべきだと思いました。地方でも出来そうなものなのだが。
でもこのような企画は上に立つひとにより簡単になくなってしまうもの…続けてほしい。
自分の作品はファイルをお渡しし連絡まちですが「売り込み」も喜びと敗北と様々あり、それも楽しめました。