2021年10月19日火曜日

Massage from nagano 春陽会の作家たち 開催中


私事ですが、当館でグループ展を行うと場所の取り合いになったり作家同士で上手くいかなかったり・・・つまらないことで疲労感しか残らない展示となってしまうのが残念でならないのでしばらくグループ展を控えていました。

 一昨年に上田の作家、田中康夫展を行った際に数名の会の方々と少しお話しする機会を持ち好印象を持ちました。その前には渡辺智恵子展も行いました。そういえば春陽会だったな、と。当館のコンセプトは、作家と美術館で最高の展示をしお客様を迎える、ということなので作家自身があまり熱くならずに一歩おいて会場作りを出来るグループ展をしたかったので、当館に来られたお客様である事、描かれる作品、作家の印象からイメージしたところ「春陽会」を扱ってみたいと思っていました。思い切ってお声がけをしたのは随分と前でした。

その後、コロナ禍で開催は難しいのではないか、と諦めていましたが6名の作家が手を上げて下さいました。考え方は人それぞれですが、画家は制作する事は当たり前ですが発表して見て貰う事で、褒められたりボロクソに言われたりして心が動き、次の作品の制作への糧となるのではないかと信じています。

出品者の一人、齊藤澄人のスケッチブックに書いてある「したい人、10000人。始める人、100人。続ける人、1人。」に多くのお客様が反応しています。

不安な中で始まったコロナ禍の展示、ですが描くことは何も変わらないと感じています。

出品者及び、足を運んでくださっている方々に深くお礼申し上げます。